江―姫たちの戦国 [大河ドラマ 江 感想]

NHK大河ドラマ「 江―姫たちの戦国」 
田渕久美子原作

第1話「湖国の姫」



感想・・・その①

浅井長政と市の結婚を 永禄11年(1568)に設定されていた
この年代設定は 意見が分かれるところ
ここは 時代考証 担当 小和田哲男さんの説

これに対して
資料提供者の太田浩司さんは 永禄4年(1561)と説いておられる

アマゾン
(『戦国大名浅井氏と北近江―浅井三代から三姉妹へ』2刷、2009年、
21ページ、61ページ、長浜市長浜城歴史博物館)。




どちらが本当なのかその真実は分かりませんが
賢政 から 長政 になった改名時期に基づく太田説に妥当性があるのではないでしょうか

賢 は
織田同盟以前に従っていた 六角義賢 からの一字をもらったもので

長 は
信長からの一字と解される




浅井長政は
六角義賢の家臣 平井定武の娘と結婚していたが 離縁し 織田市 と婚姻する

市はともかく 長政は 初婚ではないようだ
詳しくは

アマゾン 福田千鶴『江の生涯』8ページ、中央公論社



設定では 市が信長の妹という設定ですが必ずしも自明ではない
これは 織田家雑録 や 豊臣太閤素性記 などを根拠としているようです


これに対して
江戸後期 徳川将軍の女性伝 以貴小伝 では
信長のいとこなり とあり 織田系図 などには いとこの娘とある


この説も 勿論 信用にたる説ではないのですが
妹 であることも確実とはいえないとは知っていてよい
(前掲『戦国大名浅井氏と北近江』130ページ、前掲『江の生涯』9ページ)


・・・


小豆袋シーンは
期待通り登場しましたが 待女が提案して 市が拒否するという設定で放映された


残念・・・これは 勿体無い

この場面は
長政の離反をこっそり 信長に伝えたい市が 両端をしばった小豆袋を陣中見舞いとして信長に送り
信長軍(小豆)は 朝倉 浅井の挟み撃ちに遭いますよ
と いうメッセージとした有名な話です


届けられた 感動的なシーンで
大河ドラマ おんな太閤記 以来さまざまなドラマで採用されてきた


さてさて 続きはどうなるや・・・
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